弾丸を弾き、暗視能力にすぐれ、怪力で重いモノを軽々と持ち上げ、
負傷した場合には泡で傷口をふさぐ。
まるでアメコミに登場するヒーローのような、そんな戦闘用スーツが
米陸軍の研究者たちにより開発されているという。
早ければ来年にも第一世代が登場するとのこと。
このスーツはタクティカル・アサルト・ライト・オペレータスーツ
(Tactical Assault Light Operator Suit)と呼ばれるもので、
その頭文字をとって「タロス(TALOS)」と名付けられた。
今後は軽量化を図るための研究が進められていくという。
他にも動力源をどうするかという問題も残されている。
現時点では兵士が、がさばる油圧システム用のポンプや、重い電池を
たくさん持ち歩いていかなければならない。
米国特殊作戦軍(USSOCOM)で調達を担当するジム・ガーツ氏は、
「USSOCOMではTALOSに関して、従来の軍事産業だけでなく、
技術の設計・構築・テストを実施できる学術機関、起業家、研究所など
広範囲な組織から報告を受けたいと考えている」と述べている。